組織に属しながら、生きやすさを増やしていくには?

組織の全員とうまくやろう、とすることに潜むワナ

先輩や上司のいうことにしっかりと耳を傾け、

同期とも仲がよく、後輩や部下にも気配りを欠かさず

適切に指導ができる、そんな人が

実は生きづらさを抱えていて、ある日突然

会社に姿を表さなくなったり、心や身体の病になってしまったり。

 

そんな人を、目の当たりにしたことがあるかもしれませんし、

ネットなどで見聞きしたことがあるかもしれません。

もしくは、あなた自身がそういったご経験をされたことがあるかもしれませんね。

 

あなたは、こういった例となりそうな人が思い浮かぶでしょうか?

全員に受け入れられることがゴールではない

この例から言えるのは、

「周囲の誰も彼もに信頼されていても、本人が居心地が良いとは限らない」

ということ。

このブログをお読みの方多くの方が、薄々感じていることではないでしょうか。

 

一方、同じように、周囲に受け入れられ、あなた自身も

尊敬の念を抱いたり、目標としている人や、

みんなから慕われている人で、

とくにストレスを溜めている風でもなく

毎日明るく元気に生きている人も、

身の回りに1人はいるのではないでしょうか。

「完璧な人」にすら、欠点はある

この2つの例は、一体何が違うのでしょうか。

 

前者と後者を細かく見ていくと、

前者は「周囲のすべての人とうまくやる」こと、

つまり人間関係において完璧な聖人であることが(無意識のうちに)目標となっており、

トラブルにならないように、理不尽な要求にも耐えたり、

我慢して文句をいわない、ということが積み重なって、

自分の心身の調子を崩してしまう、というパターンに陥っています。

 

一方、後者は、完璧であろうとはしていません。

試しに、あなたが尊敬する人、あこがれの人、

あるいは周囲の多数の人から尊敬されている人を、思い浮かべてみてください。

 

その人は、何の欠点もない、完璧な人でしょうか?

 

冷静な視点で観察すれば、欠点は必ず見つかるはずです。

能力的に欠点がない人でも、性格的に欠点があったり。

仮に、能力的にも性格的にも欠点がない人がいたとしても

(ごく少数ですが、実際にいます)、

 

「こいつは何もかもできて、気に食わない」と、

人知れず周囲の人に劣等感を抱かせている、ということもあります。

 

しかし、そういった欠点があっても、

周囲の人は表立って指摘することがないわけですよね。

そして、その人を遠ざけることもしない。

欠点で疎まれない」理由は、……ずばり!

それはなぜかと言うと、

周囲の人が「この人はしょうがない」と、

腹の底から受け入れることができているからです。

 

能力的、性格的な欠点を受け入れてあげるマイナスよりも、

その人と付き合うことで得られるプラスが大きければ、

周囲はわりと受け入れてくれるものです。

 

そう、完璧になる必要はなく、

プラスマイナスの結果でプラスがある程度上回っていれば良いのです。

「しょうがない」と、ストレス少なく受け入れてもらえる状態が実現できれば

かなり生きやすくなります

改めて、組織に属しながら生きやすさを追求する方法

じゃあ、組織に属しながら生きやすさを追求するには、どうしたら良いのか?

 

まずは、一人の時間を作って、

今の仕事を選んだ動機や、

今の仕事において気に入っていること、

苦もなくできること、を洗い出してみます。

 

そこには、周囲の評価に関係なく、純粋にあなたがポジティブにやれることが表れています。

そういう行動を多く積み重ねても、ストレスで毎日が苦しくなる

ということにはなりません。

 

そして、そういったものを

どうしたら他人にもプラスに感じてもらえるように出せるか?

を、意識してみる。

 

たとえば、

周囲の人よりパソコンがちょっと得意だったら、

パソコン作業を率先してやってみたり、

あるいは効率の良い作業の仕方を教えてみたり。

 

そうすると、周囲の人に

「このひとはPC系で頼りになる人」という

イメージを持ってもらえます。

 

ひとつ、そういうイメージが有ると、

たとえば字を書くのが下手で読みにくい、といった欠点があっても、

PCで頼っている人からしたら

「読めない字があったら、聞けばよいだけの話か」と

割り切りやすいものです。

 

つまり、

純粋に自分が持っている思い、スキル、得意分野を把握して、

組織に貢献することを意識することで、

組織においての生きやすさは格段に変わってきます。

得意なことなんてない、と思っているあなたへ

自分の長所は、自分でも気が付かないところに眠っているものです。

自分に、そのような長所がない、と嘆いている方の中にも、

これまでの人生経験の中で知らず識らずのうちに築き上げてきたものが

必ずあります。

 

カウンセリングでは、そんな

「自分にはなにも取り柄がない」と思い、

遠慮しながら生きている方に、

あなたの中にも主導権を取れる鍵は必ず眠っていて、

脇役から主人公になれる!という経験をしていただくべく行なっています。

 

とはいえ、いまの自分の夢は

夢のまた夢。

起業したいけど何をしていいのかわからない、

起業なんて大変そうで考えられないけど

いまの生きづらさをどうにかしたい、

いまの組織から離れるのは怖いけど、

でも息苦しいままでは嫌だ、

という方はぜひ、

幸せバランスカウンセリングをおすすめしたいと思います。